今回は、阿蘇の自然を身近に感じてみようとトレッキングに出掛けてみました。ガイドをお願いしたのは「阿蘇ネイチャーランド」代表の坂田英樹さん。阿蘇のトレッキングの魅力を尋ねてみると「四季おりおりの阿蘇の自然を体感できること。夏の緑、秋は田んぼやすすきの茶、冬は雪景色の白、そして、野焼きを終えた春は黒と、四季を通じて、山だけではなく周囲の景色すべての色が変化する光景は見応えがあります」とのこと。そして、トレッキング入門編として2つのコースを紹介していただきました。
まずは、ドライブの際のお立ち寄りスポットとしてもおなじみの大観峰へ向かうコース。「はな阿蘇美」付近の登山口から、標高960mの頂上までは約90分の道のりです。下から見上げると「本当にあんな高いところまで登れるのかな?」と弱気になりましたが、小学生や家族連れも挑戦できるビギナー向けのコースと聞いて一安心です。コースの大半は森の中。7合目あたりから背丈の低い草木に変わるとパーッと視界が開け、眼下には内牧の町並みが! その後は、山肌を真っすぐ登ることに。頂上近くには張り出した大きな岩があり、そこに立って下をのぞく勇気がある人もいるそうです。坂田さんは「私たちは通称 “勇気の岩”と呼んでいます」と教えてくれました。ネイチャーランドのトレッキングコースでは、下りは往路を使わず、大観峰の駐車場より車を利用しての下山となります。
一方、阿蘇五岳の一つ、標高1321mの杵島岳コースのスタート地点は草千里駐車場。舗装された遊歩道があるため登りやすいコースで、所要時間の目安は往復120分です。山頂からの視界は360度。草千里や九重連山、祖母山を一望できる素晴らしい眺望が魅力です。晴れて視界が良い時には、雲仙が見られることもあるそうです。
登頂した時に、“自分の力でここまで来た”という特別な達成感が味わえるトレッキング。「ウォーキングをしている方も多いと思いますが、トレッキングはその延長として考えると始めやすいですよ」と坂田さん。今回は、自分の足で歩くことで、ドライブとは違った目線で阿蘇の自然を楽しめました。自然の雄大さはもとより、普段は気に留めることのない小さな花の美しさに気付くなど、思わぬ発見もトレッキングの魅力のようです。
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写真左上01) 阿蘇のトレッキングは、関東や関西、四国などからやってくる中・高校生の修学旅行先としても人気
写真右上02) 大観峰へ登る途中には突出した岩が。通称「勇気の岩」でポーズ!
写真左下03) 烏帽子岳を行くコースでは、途中、中岳火口を望むことができます
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